夢を諦めない! | CLUB KAI | カイ日本語スクール

夢を諦めない!

2016年12月16日
オーサ・イェークストロームさん

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プロフィール

スウェーデン人の漫画家・イラストレーター。スウェーデンにて少女漫画『さよならセプテンバー』(全3巻)を発表、スウェーデンで漫画家デビュー。
2011年に留学生として来日し、2011年10月から2012年12月までカイ日本語スクールに在籍。2015年には「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」(4コマ漫画)で日本漫画界に進出。「さよならセプテンバー」日本語版も同年に出版される。
この作品は、翻訳された漫画を対象とした漫画賞「ガイマン賞」において2015年度の1位として選ばれる。2016年4月からは、朝日新聞の土曜版で「北欧女子オーサの日本探検」を隔週連載スタート。

代表作品

  • 「SAYONARA SEPTEMBER 1~3」(スウェーデン) 2009~2013年
  • 「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 1~2」KADOKAWA 2015年
  • 「北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅」KADOKAWA 2016年
  • 「さよならセプテンバー 1~3」クリーク・アンド・リバー社 2015年
  • 「北歐女孩日本生活好吃驚」KADOKAWA TAIWAN 2015年

「日本語は彼氏のようなもの」

今回は、漫画家として日本で活躍中のオーサ・イェークストロームさんにお話していただきました。オーサさんは、2011年に留学生としてカイ日本語スクールに入学し、約一年間の勉強のあと、専門学校へ進学し、卒業後に漫画家デビューをしました。来日前からスウェーデンで漫画家として活動していたオーサさんですが、日本でどうしても漫画家になりたいという夢を叶えるべく来日したのだそうです。
オーサさんと日本の漫画の出会いは「セーラームーン」。日本の漫画の質の高さやストーリーの面白さは世界中のファンをとりこにしています。日本や日本語に興味を持つきっかけが日本のアニメや漫画というのは、日本留学の理由の第一位になるのもうなずけます。

「日本で漫画家になりたい」という夢のために日本にやってきたオーサさんですが、やはり言葉の問題には悩まされたようです。「敬語がはとても大変です。仕事を初めて2年間経ちましたが、仕事では友達言葉は絶対ダメ!デス・マスで話すことが大事!」と話すオーサさん。この先輩の言葉は、学生たちに真実味をもって届いたのではないでしょうか。オーサさんは「日本語は彼氏のようなもの」とも話します。
「恋人同士でも、何もしないで一緒にいるだけでは、だめになってしまうかもしれない。一緒に何かをすることが大切。日本語もただ学んで話すだけでなく、日本語を何かのために使わなければ...」なかなか深い言葉です。

「夢を諦めない!」

漫画家という職業ではビザは取れないのではないかと不安だったオーサさん。いろいろな人に相談したり、方法を探したりしたそうです。しかし、実際に漫画家としてデビューを果たしてみると、すんなり「芸術ビザ」を取ることができたそうです。夢を諦めずにいろいろな道を探していけば、きっと夢を手に入れることができるということです。もし日本で仕事をがしたいなら、「自分は何がしたいのか」「何故したいのか」「どんなふうにしたいのか」をしっかり自己分析しておいたほうがいいとも話してくれました。

オーサさんのお話を聞きながら、学生たちも自分の今後のことについてのヒントを見つけられたかもしれません。また、先輩にこんな人がいるのだ、自分と変わらない留学生活を送っていたのだということも、彼らにとって励まされるものだったのではないでしょうか。

現在、単行本の出版のために非常に忙しい毎日を送っているにもかかわらず、その合間を縫ってお話をしてくれたオーサさんですが、私たちも彼女のこれからの活躍を祈らずにはいられません。もし、店頭で彼女の本を見かけた際には、ぜひ手にしてください。

リーダーズトークが終わったあと、中級レベルの学生がオーサさんに話を聞きにきました。インド出身の学生です。この学生も日本で漫画家になりたいという夢を持っているそうです。彼女と話し、目を輝かせる学生を見て、近い将来、第二のオーサさんが現れるような気がしました。

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