Patrecia Widjajaさん(インドネシア) | 卒業後の進路 | カイ日本語スクール

Patrecia Widjajaさん(インドネシア)

日本語総合コース(2011年10月〜2012年9月)

プロフィール

Patrecia小学生だった1990年代にインドネシアで起こった日本アニメブームが、日本に興味を持ったきっかけとなる。それ以来、いつか日本に来たいと、中学生から日本語を学び始めた。オーストラリアの大学でマルチメディアデザインを専攻し、卒業後、念願だった日本に留学を決意。折しも東日本大震災が起きたが、両親を説得し、その年の秋に来日。できるだけ早く経済的に自立するという父親との約束を果たすため、留学後半年目の6月から就職活動を開始し、この11月、見事に企業に採用が決まった。

 

Q. 就職、おめでとうございます。どんな会社に決まったんですか。

不動産関係の会社です。マンションの販売とか、開発とか。広島が本社なので、そこに採用されました。

 

Q. そうですか。じゃ、今は引っ越し準備に忙しいですね。

はい。ビザの変更結果が出たら、国にも帰りたいので、ちょっと落ち着きません。

 

Q. なるほど。ところで、その会社ではどんな仕事をしますか。

私は営業部の広告宣伝の仕事をします。会社がインドネシアに進出するので、インドネシアに向けての広報のため、パンフレットやウェブを作る仕事を担当します。

 

Q. 大学の専門がデザインだったから、パトリシアさんにとっては楽しい仕事ですね。

そうです。他にもITプログラムなどの話がありましたが、私にとってはこの会社の広報の仕事の方が面白いと感じました。父も建築設計関係の仕事をしているので、馴染みがあったことも、この会社に決めた理由の一つです。

 

Q. 就職活動はいつから、どんな風に始めましたか。

最初に始めたのは今年の6月ごろ。まだ日本語も下手だったので、とても難しかったんです。期待していなくても、不採用通知やはりショックで落ち込みました。それで2ヵ月ぐらいは就活を休んでいたのですが、日本の大学に通っている友人に、就職エージェントを紹介してもらったのをきっかけに、就活を再開しました。

 

Q. メールを出したのですか。

そうです。友人にもらったアドレスに「○○から紹介されたパトリシアと申します。」という感じで連絡をしました。そしたらすぐに返信と電話がありました。どんな会社を希望するのか、とか、どんなことができるのか、などを聞かれ、そのあと、履歴書をメールで送りました。

 

Q. 仕事の紹介はたくさんありましたか。

週2〜3社ぐらいです。求人は4月から9月ごろが一番多いようですが、私は9月すぎての相談だったので、少ない方かもしれません。

 

Q. 何社ぐらいに面接に行きましたか。

10社ぐらいです。私の友人は80社ぐらい、と言っていましたから、10社で決まった私はとてもラッキーでした。

 

Q. 面接では何を聞かれましたか。

だいたい、どこでも長所と短所を聞かれました。それと、将来どういう人になりたいか、ということです。短所は難しいですね。本当に悪いことを言ったら落ちそうだし。私は、「事務経験が不足しているので、これから頑張ります」と言いました。

 

Q. そういう言い方はいいですね。 ほかに入社試験で大変だったことはありますか。

SPIテストです。時間が短いし、全部日本語で書いてあって、とても難しくて。。わからないので、勘でつけちゃいました(笑)。大きい企業はみんな、SPIがありました。

 

Q. 就活は大変でしたか。

はい。不採用になると、気分的に落ち込みます。自分だけで始めた時、それでつらくて、しばらく活動が出来なくなりました。それに、私の場合デザイン専攻だったので、企業の求める「国際関係」「貿易実務」みたいな専門ではないので、それも大変な理由の一つでした。あとは、日本語。これは能力試験のN2は最低必要ですから、日本語が話せないと難しいです。

 

Q. よく頑張りましたね。カイの学生たちにアドバイスやメッセージをお願いします。

就職したければ、就活を途中でやめないで、最後まで頑張ってください。それから、ビジネス日本語クラスや、セミナー、説明会などに行って、情報や機会を少しでも多く持つことも大切です。それから、日本語を話す機会をできるだけ多く作って、話す能力を高めておくことを勧めます。インターンシップも大切です。そこで、日本の仕事が経験できますから。たとえば、会議や日本の会社でのやりとりが理解できるようになります。私もインターンシップフェアに参加して、インターンシップを経験しました。

 

Q. 日本語を勉強してどうでしたか。役に立ちましたか。

はい。全部!(笑)
特に、ビジネス日本語16では、ビジネス敬語が学べたので、インターンシップや面接でとても役に立ちました。

パトリシアさん、インタビューに協力してくれてありがとうございました!

 

インタビューを終えて:

 

とても真面目なパトリシアさんは、スタッフや教師の評判もよく、イチオシの学生。一見、おっとりして恥ずかしがり屋の彼女が、独力で就職を決め、着々と自分の夢の実現を果たしていく姿には感心させられました。4人姉弟の3番目、という彼女。日本行きを心配していたご両親も今は応援してくれているそうです。日本がアジアに進出して行く橋渡しとして、これから大いに活躍してくれることと思います。元気で頑張ってほしいですね。