第66回漢字コンテスト満点優勝者へのインタビュー | 学生の声 | カイ日本語スクール

第66回漢字コンテスト満点優勝者へのインタビュー

ルイスさん

7M-1 眞境名ルイスさん(日本)

2019年2月27日に第66回漢字コンテストが開催されました。漢字コンテストは1レベルから8レベルまで同じ問題で行います。毎学期上位20名を表彰します。このコンテストでは漢字圏の学生が必ず上位に入るということはなく、非漢字圏の学生が毎期大健闘をしています。
今回のコンテストでは12年ぶりに満点優勝が出たので、優勝したルイスさんにインタビューをしました。

ルイスさんは日本国籍を持っていますが、ペルーから来ましたね。
はい、私はペルー生まれの日系人で、両親の先祖は沖縄出身です。

初めて来日したのはいつですか。
18歳の時です。沖縄に親戚がいたので、沖縄で暮らしていました。まだ未成年だったので、その時日本国籍を取得しました。

来日のきっかけは何ですか。
日本で仕事をして、お金を貯めて、そのお金をもとにペルーで自分の商売をしたいと思っていました。

18歳のとき、日本語能力はどうでしたか。
ペルーで日系人の学校に通っていたので、毎週1時間、日本語の授業がありました。ひらがなから始めて、11年間で初級レベルの日本語でした。話す練習がなかったので、18歳の時はほとんど話せませんでした。だから沖縄の親戚とコミュニケーションを取るのはとても大変でした。

漢字はどうでしたか。
漢字は少しだけわかりました。例えば一、二、三、とか山、川とかです。

そうなんですか。でもそこからどうやって勉強したんですか。
沖縄にいた時に配達のアルバイトをしていたので、配達中に目にする看板や標識、名前などで見た漢字を調べることから始めました。

大変でしたね。6年間、沖縄に住んでいたんですよね。6年でどのぐらいの日本語能力になりましたか。
6年で運転免許証が取れるまでになりました。

その後ペルーに戻りましたね。ペルーに戻っている間も日本語の勉強は続けていましたか。
はい、2006年に日本語能力試験のN2に合格しました。

2017年に再来日してからは特に漢字をどうやって勉強してきましたか。
私は日本人神父として日本に来ました。毎日聖書や神学の本を読みます。その本から言葉と漢字を覚えています。例えば「養う」は栄養の養ですね。これは聖書から覚えました。

わからない漢字を見たら、すぐに調べるんですか。
いいえ、同じ漢字が2、3回出てきたら、電子辞書で調べるようにしています。

調べた漢字は何かノートにまとめたりしていますか。
いいえ、していません。

すぐ忘れてしまいませんか?
忘れないように他の言葉と繋げて覚えています。例えば私の名字の漢字は「境」です。この漢字は「国境」「境内」「環境」などにも使われています。異なる読み方でも意味はどれも「境」があるということです。

繋げて覚えるんですね。
それから時々しりとりみたいなこともして覚えます。そうしているうちに覚えてしまいます。

すごいですね。漢字コンテストの話に戻りますが、今回の漢字コンテストは簡単でしたか。
私は去年3回漢字コンテストを受けました。3回受けて、見たことのない漢字はありました。でも今回はわからない漢字は4つぐらいでした。その4つは推測しました。

200点は12年ぶりですよ。
はい、嬉しいです。

今学期で修了しますが、修了後も漢字の勉強は続けますか。
はい。昨日も説教の準備をしていた時に出た「培う」という漢字を覚えました。漢字はかけますが、意味がわからないので、調べます。聖書や神学の本にはたくさん難しい漢字があるので、これからも続けて勉強します。

ルイスさん、インタビューありがとうございました。