東京と、学校の現状について

2011年4月18日(月)更新
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3月11日(金)に発生した東日本大震災に関しては、テレビ、新聞、インターネットといったメディアを通じて連日数えきれないほどの報道がなされています。しかし、さまざまな情報が大量に流れているため、学生の中には自分にとって本当に必要な情報は何で、この状況をどう判断してよいのか悩んでいる人も多いのではないかと思います。

そこで、カイ日本語スクールでは今後本校で学ぶ予定の学生や保護者の方々へ向けて、実際に東京で生活をし、本校へ通学する際に関わる範囲に絞って、「東京と学校の現状」を私たちの視点からお伝えてしていく必要があると感じました。状況は日々刻々と変わっていますが、可能な限りここで現状を伝えてまいりますので、ご参考になれば幸いです。

目次

地震・余震について

東京では現在も、震度3〜4の余震が週に数回発生しています。ただし、最初の大地震(震度5)と比べれば揺れや長さは小さいものです。余震は時間とともに収束するのが一般的ですが、気象庁は今後も大きな余震が発生する可能性を指摘しており、引き続き警戒が必要です。

津波について

最初の大地震や、その後の余震で発生した津波は、東京に対して直接的な被害はもたらすことはありませんでした。メディアの報道する津波被害の多くは東北地方におけるものです。

放射性物質について

大気中の放射性物質

原子力発電所の事故により、震災の翌週から東京の空でも微量の放射線が観測されるようになりました。しかし、事故の翌週をピークに東京(新宿区)の放射線量は常に減少しており、現在では平常時と同等のレベルまで下がってきています。これはもちろん「健康には影響がないレベル」です。

農作物に含まれる放射性物質

一部の農作物から放射性物質が検出されている問題では、福島県、茨城県、栃木県、群馬県からの一部の農作物について「出荷制限」または「出荷自粛」の指示を政府が出しています。4/13に「出荷自粛」中の食品が某スーパーの店頭に並んだ件では、政府は今後より厳しい管理を行っていく方針です。なお、「出荷制限」の食品は現時点でスーパーなどで売られたり、レストランで出されたりしたことはありません。

水に含まれる放射性物質

東京の一部で使われている水道水(金町浄水場からの水)では、3月23日に乳児向けの飲用基準を超える放射性物質が検出されました。しかしこれは一時的なもので、翌日以降は基準値の範囲内に戻ったことが確認されています。また当時、基準値を越えたのは乳児のみで、大人には問題のないレベルでした。

電力不足について

計画停電(現在は中止されています)

福島の原子力発電所の停止によって関東地方では大幅な電力不足が発生しました。そのため、東京を含む関東一帯では約一ヶ月の間計画停電が実施されましたが、企業や個人の自主的な節電が大きな効果を発揮したことを受けて、4月以降は原則実施しないことに決まりました。現在は計画停電は行われていません。

節電

計画停電はなくなりましたが、節電のための活動は引き続き求められています。4月7日(木)に政府が発表した節電計画案では、今後企業等は20〜25%、個人は15%の節電をする必要があります。個人の「15%削減」は、具体的には以下のようなことを実施すれば達成できるとのことなので、皆さんの家庭でもぜひ実施していただきたいと思います。

  • エアコンの設定温度を1度上げる。
  • エアコンのフィルターをよく掃除する。
  • 冷蔵庫の設定温度を上げる。
  • 使っていない家電製品のコンセントを抜く。
  • 洗濯機や掃除機は、早朝や夜間に使う(朝や日中は使用しない)。

学校では:
この夏、カイ日本語スクールでも「20%」以上の電力削減を達成すべく、エアコンや照明は必要最小限の利用にとどめるなど、可能な限りの節電に努めていく方針です。学生の皆さんにもご理解とご協力をお願いしたいと考えています。

交通機関について

電車

節電のため、電車は運行本数が減らされたり、一部の区間や時間帯で運休していることがあります。また、車内のエアコンも弱めに設定され、駅構内では照明が少し暗くなるなどの変化がみられます。しかし、通学・通勤への支障はほとんどありません。

学校では:
カイ日本語スクールの学生とスタッフのほとんどが使う「JR新大久保駅」「JR大久保駅」「東新宿駅」では、通学・通勤などには全く支障のないレベルで電車が動いています。以前と比べて電車の本数が若干少なくなったようですが、大きな変化や不便は感じられない程度です。

空港からのアクセス

成田空港から東京まで

京成線、JR線とも通常より若干本数を減らして運行しています。そのため、空港から東京への移動の際は、普段よりも時間がかかる可能性があります。東京方面行きのリムジンバスは、通常通り運行されています(新宿駅や東京駅など)。

羽田空港から東京まで

京急線は朝のラッシュ時は通常通り(その他時間帯は運行本数削減中)、東京モノレールは通常通り運行しています。ただし、念のため空港から都心部への移動の際は、普段よりも時間がかかる可能性を考慮ください。都内の主要駅のターミナル行きのリムジンバスは、通常通り運行されています(新宿駅や東京駅など)。

住居環境について

日本は地震が多い国であるため、建築物の耐震性はとても高く設計されています。今回の地震でも、東京を含む関東一帯では数件の事故を除き、大きな被害はみられませんでした。

学校では:
カイ日本語スクールの80%以上の学生が利用している東京近郊のゲストハウスやウィークリーマンションなどの宿泊施設も、今回の大地震で深刻な被害を受けたとの報告は受けていません。特に学生の多くが利用しているゲストハウス数社については個別に問い合わせたところ、いずれも特筆すべき被害はないとの回答をもらっています(3月23日時点)。

水・食べものについて

スーパー、コンビニ

地震直後は水や食べものが品薄になる状態が続きましたが、現在はほぼ通常通りの品揃えに戻っています。カップラーメンなどの保存食、牛乳、水、野菜なども豊富に在庫をもっているお店がほとんどです。乾電池も一時は売り切れましたが、現在はごく普通に手に入れることができます。

レストラン、ファストフード店

節電のため営業時間を短縮しているケースもみられますが(19〜21時頃に閉店することが多いようです)、ほとんどの店舗が通常通り営業をしています。

学校では:
学校がある大久保通りのスーパーやコンビニエンスストアでは、水・食べものは普段通りに買うことができます。レストランなども地震の前と同じように営業をしているので、食事に困ることは全くありません。

学校について

建物

最初の大地震の際に、学校のいくつかの教室や壁には亀裂が入りました。その亀裂の状態と、建物全体の安全性を確認するため、学校ではこれまでに複数の専門家(一級建築士5名。うち1名は建物の構造に関する専門家)に建物の状態を診断してもらっています。その結果、全ての人から共通して言われたのは、
・「亀裂の入り方は表層的なものであり、補修によって修復可能なレベルである」
・「建物の構造上の深刻な問題はないため、現状のままでも倒壊につながることはない」
ということでした。
すべての壁の亀裂は4月上旬に修復が完了しています。学生の方たちに安心して勉強できる環境を取り戻せたのではないかと考えています。

授業

  • 総合コース:
    春学期: 予定通り、4月6日(水)から開講しました。
    夏学期: 予定通り、7月1日(金)から開講します。

    総合コースの春学期は予定通り 4月6日(水)から開講しましたが、初日から出席をするか悩んでいる人のためにいくつかプランを考えました。下記のページをご覧ください。
    総合コース春学期の特別措置について

  • 毎月開講コース:
    4月以降も、予定通り開講しています。

学生・講師・スタッフ

震災の発生以降、多くの方々から私たちの安否についてお問い合わせをいただきました。学生はもちろん、講師やスタッフまで、カイ日本語スクールの関係者は全員無事です。4月からは通常通りに各コースを再開し、一日も早く震災からの立ち直りを目指して業務に取り組んでいます。お心遣い、どうもありがとうございました。

学校所在地・連絡先

地図アイコン

東京都新宿区大久保1-15-18 みゆきビル3F

  • 日本語コース
    TEL: 03-3205-1356(9:00-18:00)
    FAX: 03-3207-4651(24時間対応)
    Email: admission@kaij.co.jp
  • 日本語教師養成講座
    TEL: 03-3205-1762(9:00-21:00)
    FAX: 03-3205-1764(24時間対応)
    Email: yousei@kaij.co.jp