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KAIのC1の<できる>とは

  • Posted by: fumik
  • 2008年6月18日 05:49

 CEFR (セフアール)。日本語業界の方はご存知の方も大勢いらっしゃる
と思いますが、"Common European Framework of Reference for Languages"
の省略です。日本語では「ヨーロッパ共通参照枠」と呼ばれてます。

すごく簡単に言えば、「ヨーロッパでヨーロッパ言語を学ぶ学習者のレベ
ルは、どこであっても同じものさしで計って同じ言葉で表しましょうね」と
いう考え方の枠組みのこと、です。

日本語教育もこのCEFRを参考にして<日本語教育スタンダード>が作られて
いるようですし、各教育機関でもCAN DO項目立てやカリキュラムの見直し、
テキストの作成等、盛んに行われているかと思います。

 カイ日本語スクールでも何か新たな試みを!ということで、このCEFRの
示すC1レベルの内容を、6ヶ月間で完了することを目標にした最上級クラス
の試行を先学期スタートさせたんです。

なんと言ってもCAN DO項目作成が大変。「何ができる人がC1か」という
ことを具体的に考えていくのに、ものすごく時間がかかりました。例えば。

「社会上、仕事上の目的にあった言葉遣いが意のままに効果的にできる」

って記述。CEFRのC1レベル<話す>にあるんですが、これはいったい
どういうことなんだろう??という解読から始まりました。

<効果的に>できるということは、つまり...
それぞれの目的にあった言葉遣いを選んで、狙った効果を得る。
ことが<できる>が必要。そのためには...

目的に合わせて選ぶための選択眼が必要。
選ぶだけの広範囲の語彙や文型、表現が必要。
それを効果的に伝えるための方略(例:発音や視線等)も必要。

と、あれこれ必要なものがありそうだというところまでたどりついて
やっと7合目という感じ。

またそれを、<カイ日本語スクールのC1>に必要な具体的なCAN DOに
仕立て直して、およそ20項目にまとめる。それをどんな授業にしていく
かを考えて、その準備をして、実践して、再検討して、手直しして...

先週の木曜日。最終評価までなんとか終え、試行の前半戦を終了しました。
まさに怒濤の3ヶ月。教師4人がかりのプロジェクトです。

日本での就職を本気で目指す人だけが受講することができる、カイ日本語
スクールのC1レベルを目指した初めての最上級クラスは、

プロジェクトワークをベースにして、クラスメートと協力しながら日本の
業界業種の今をとことん調べ、自分がそれをどうとらえるかを考え、
最終的には担当者と受講者の両者で、各CAN DO項目の到達度を1つ1つを
共に評価して、実践へのイメージをしながら今後の課題を話し合って終了!

となりました。

「大変そうだけど挑戦してみたい」「なんだかカッコいい」と、他の
クラスの人達に言われるのだとか。

P1040200.JPG

前半3ヶ月を無事生き残って(?)終了した皆さん、
ご活躍を期待しています!

 新たな仲間を加えて来週月曜日から、後半戦のスタートです。
(ああ、準備が...)

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