- 2008年6月17日 00:31
「校長のねごと」に紹介されていた「ラオスの子どもたちと絵本と学校と」会共同代表、森 透
さんによる第12回目のリーダーズ・トーク。
上級クラスの皆さんと講師の先生方とスタッフも参加して、先週の金曜日にカイ日本語
スクールで行われました。
森さんがどのようにこの活動までたどりついたか。ラオスの人々の間で伝えられてきた話がどうやって素敵な絵と文字の本になったか。
世界のあちこちに子どもの為のどんな図書館を作ってきたか。
森さんの軽快なお話に引き込まれて、あっという間の1時間でした。
ラオスの文字。ワタクシは初めて見ました。毎日読んだり持ち帰ることができる、
自分だけの教科書がなかなか持てないラオスでは、先生が書いた授業中の板書を
必死でノートに写したり覚えたりすることで、子ども達は文字を学ぶのだとか。
文字も絵も鮮やかな色使いのこれらの絵本は、彼らの目にどんな風に映ったん
でしょうね...考えただけでも楽しくなります。
大人である先生や親たちも当然これまで絵本を見たことがなく、「大人が絵付き
の本など見られるか!」となかなか理解を示してくれなかったらしいのですが。
絵本を読む先生の声と絵本の世界に立ち上がったままになったり、教壇に近寄って
きて目を丸くして見つめたり。そんな子供達の様子に刺激されて、少しずつ大人達
も変わってきたのだそうです。そんな授業の写真も見せていただきました。
教室の後ろから撮ったその写真に写る子供達の背中は、文字と絵の世界に完全に
入り込んでしまっている様子。目と耳と頭をフル活動させているのが、後ろ姿から
でも分かります。
文字や絵から広がる想像の世界。そんな世界を共有する喜び。ストーリー
が目に見える形となって反芻できる楽しみ。絵本で教えること。絵本から学ぶこと。
それぞれの興奮が伝わってくる写真でした。
自分はおせっかいなことをしているのではないか。押し付けているのではないか。
「<援助>という言葉には、常にジレンマを感じます。」と森さん。
対象国はいわゆる発展途上と言われる国々。だからこそ、そのこどもたちが
自分の力で考える人になれるように。厳しい現実の中であっても、彼らの価値ある
才能や力が、その価値そのままに生かされるように。
「じゃないと、もったいないでしょ。だからやってるんです。迷いながら...です。」
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