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さくら

週末、いきなり満開、という感のある今年の桜ですが、このところ温暖化のせいか、急激に春や秋が短くなって来たように思えます。実際、季節の変わり目の日々の温度差が10度というのも珍しくありません。三寒四温という言葉がありますが、そこからイメージできる気温差はもう少し緩やかで、肌寒さと暖かさの行ったり来たりだったはず。それが、最近では夏と冬が交互に来るような、エキセントリックな変化の繰り返しにあたふたさせられます。
桜に話しを戻しますが、今年のように咲いた途端に冷え込んで、さらに雨が降るのは、花冷え、花散らしの雨などの言葉もあるように、この季節の宿命とも言えます。でも、やはり1年の間(あっという間ではありますが)待ちに待った桜が雨にぬれているのは、何とも切ないものです。

ところで、桜の語源ですが諸説さまざまなのには驚かされます。その一つに、<さ>は神、<くら>は座〜つまり、神の拠り所、という説があります。たしかに木全体が白い陽炎につつまれたような神々しさはまさに神の場所という風情ですし、なにより古代の人々の思いが感じられて、私自身はこの説が一番好きです。
この他に<咲く>に<ら>という接尾語がついて名詞化したというもあります。接尾語の<ら>というと、<ぼくら><彼ら>みたいな名詞を複数形にするについたりする<ら>がありますが、なんとなく桜の語源として個人的には支持する気になれません。なんだか古代人が口を開けて「ほら、ありゃ、咲くら〜じゃ〜」と言っている図が目に浮かび、なんだか興ざめじゃありません?
sakura2.JPGsakura1.JPG
上は神田川沿いの公園から撮った桜。スタッフの斎藤恵さんが、桜の花が開くぽん>という音を聞いたことがあるそうです。不思議ですが素敵な話しですね。

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