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日本語 Archive
七夕様への暗号
今年も七夕の短冊が3階ロビーに飾られました。
毎年見るのが楽しみですが、今年はまた傑作があるかな、、と短冊を一つ一つひっくり返して
見てみました。
「イケメンの彼氏がほしい」
。。。私も。
「金持ちの人は結婚したいです」
。。。いやいや、貧乏でも結婚したいですって。
(もちろん、金持ちの人と結婚したい、の間違いです)
などと、突っ込みを入れつつ見ていましたら、すごいのがありました。
・
・
・
三
年
い
な
い
に
日
本
言
五
口
一
糸
及
に
合
木
各
し
た
い
で
す
・
・
・
実に見事に漢字を再構成しています。
漢字圏以外の出身者に時々見られる現象ですが、
ここまで来ると傑作としか言いようがありません。
テレビのクイズ番組みたいです。
この人が望み通り日本語一級が取れたあかつきには、この短冊を見せてあげたいです。
さぞ、びっくりすることでしょうね。
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気に入っちゃった感じですか
新宿のデパートで、春物の洋服が目に止まり、何着か試着しました。
ちょっと面白いデザインのカーディガンを何度も当てて見ていたら、
若い男性店員が;
あ、それ、気に入っちゃった感じですかあ?
。。。確かにちょっと気に入ったのですが、その一言にムッとして
ちょっといいと思ったけど、でも、やっぱりいらない。
と言ってしまいました。
気に入っちゃって悪かったわね。
言うなら「お気に召しましたでしょうか」じゃないの?
もっと丁寧に「お気に召していただけましたでしょうか」というのもありますが。
馬鹿にされたように聞こえちゃったのに
気がつかない感じでしょうかね。
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国立国語研究所日本語教育研究部門の機能維持および拡充を求める請願
- February 20, 2009 11:54 PM
- 日本語
独立行政法人改革の一環で、 昨年、国立国語研究所が廃止される閣議決定がされました。
ところが、廃止後、国語研の機能の一部を移管するはずだった情報セン ターの存続自体も危うい状況になりそうだとのことで、急遽、一橋大の 庵先生という方が中心となり請願運動を行っています。
詳しくは添付の請願書をご覧ください。
いくら独立行政法人改革という御旗があろうと、国語である日本語の 研究機関を廃止するという行政センスには驚きます。そしてそのことは 国民にほとんど知られないまま、改革のための改革の犠牲になろうとしている のです。
どう考えても、先進国を自認する国が、自国の言葉の研究機関を廃止するというのには納得がいきません。しかも、その理由は「独立行政法人だから」。他に沢山廃止されたというのならまだしも、結局廃止が決まったのは片手に満たない数だったとも聞きます。どうも、国家の先行きを考えてのことではなく、支持母体が強いかそうでないかというレベルで決まったように思えてなりません。
このことについて、国立国語研究所日本語教育研究部門の機能維持および拡充を求める請願に署名を集め始めました。私も呼びかけ人の端に加えていただいています。ご賛同いただける方、ぜひ、署名にご協力願います。
(表裏を両面コピーにしなければ無効になるそうです。締め切りは3月3日。署名用紙に送付先が書いてあります。できるだけ多くの方にご協力いただきたいと思います。あまり日がないのですが、大勢の方々にご協力願えますようお願い致します。
(請願書
請願書final.pdf
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お役所言葉と若者言葉
- December 10, 2008 1:40 PM
- 日本語
今日私が行った、とあるシンポジウムで省庁のお役人が言った言葉。
「わが国の○○」
文字で見ると何ら問題はありませんが、私にはこう聞こえました。
「わがコクの」
?聞き違いかと思ったら、そのあともう一度、確かにもう一度、
「わがコクは○○」
500人以上の聴衆の前で、確かにそうおっしゃいましたが、そんなことを気にしていたのは(というより気がついたのは)私だけかも知れません。本題と違うので。
聞いていてふと思ったのが、
お役所言葉って若者言葉と似ている、ということ。
若者言葉というのは、もともと内輪で使われていた隠語や特殊な言葉遣いなどが若者層に受けて広まったもので、たとえば「チョーウザイ」「全然オーケー」など、いわゆる正しさという点から言うと、かなり怪しいわけです。
もと若者経験者として思い出してみると、その怪しさがまた楽かった。というかあ、大人がしかめ面をするのが面白かった、みたいな?
世間的には正しくないけれど、自分たちの間では<敢えて>こっちを使う、という内輪の連帯感やらアイデンティティ、ある種のプライド、他との差別化、使わない(使えない)もの(大人)への優越感などが若者をして、若者言葉を使わせる。それは未来永劫、そうなのだ、と言えます。
で、大人社会のエッセンスのようなお役所内ではどうなのか。
お役所言葉という言い方があるほどに、世間一般とは違った読み方、話し方をすることはさんざん批判の対象になっています。以前私が書いた「競売(けいばい)」とか「者(シャ)」のような言い方は、法律の専門家がよく使う言い方のようですが、なぜそれが広がって行ったかというと、どうも「文書読み上げ」にその原因の一つがあるような気がします。
なにしろ、お役所系主催の会議では一字一句間違えないように、句読点、括弧のたぐいまで読み上げたりするのです。まるで昔の小学校のように、「括弧イチ、括弧閉じる」とか。びっくりするのは、「サンぽち」などという読み方。何かというと、「3.」です。
話しがだいぶ迂回していますが、要するに、こうした普通の常識からすると実にへんちくりんな日本語は、法律家やお役所が聞き違いを防ぐための便法として使い始めた、と言うことが考えられます。
それで、それがなぜ若者言葉と似ていると私が思うか、なのですが、だいたい内輪の言葉を外に使わなくてもよさそうなもの。でも、なぜそんな世間では使わないとわかっていても(多分)、使ってしまうのかというと、先に上げた若者言葉を使う若者の心境と似ていると思うから。つまり、
「世間的には正しくないけれど、自分たちの間では<敢えて>こっちを使う、という内輪の連帯感やらアイデンティティ、ある種のプライド、他との差別化、使わない(使えない)もの(大人)への優越感など」
......を感じているのではないか。それを外部に向けて使うときの妙な快感や優越感のようなものがある限り、お役所言葉はなくならない(多分)。
そして、もう一つの共通点はうつること。一旦うつったが最後、はじめに感じた違和感が薄れて、つい口に出てしまう。恐ろしい病です。でも、そうやって、たとえ間違った使い方であっても、そのうちそれが主流になっていくものもあります。そこが言葉のマジヤバイ面白さだったりして。
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行きたいところに行く能力?
- November 18, 2008 2:22 PM
- 日本語
昨日は、日振協のプロジェクトの仕事で企業へのヒアリング調査のために昼前から外出しました。日頃乗り馴れない方面の私鉄沿線。方向音痴の私一人だとかなり不安なのだけれど、今回はヒアリング先の企業のOBの方が同道して下さるとのことで、当然ながら大変スムーズに行き着くことができました。
明日も知らない町へ行きます。
そう言えば、私が道に迷う状態はまるで外国人。いや、気の利いた外国人より私は遥かに劣っています。
「行きたいところへ間違いなく行ける」という能力をつきつめていくと、必ずしも日本語と関係ないことがわかります。もちろん、地名がわかっている、ところから始めるとして。
誰にも聞かず、地図を見ながら行ける人もいます。これと反対に、地図があったとしても、むしろ人に聞きながらたどり着く人もいます。
私は方向に関しては自分が信じられないので、人に聞きながら探す方です。頭に磁石が入っているような人がいますが、私の磁石は壊れているようで、ほとんど役に立ちません。2回曲がるともうどちらから来たか怪しくなります。
こういうサバイバル的な項目について、日本語で何を補完すべきなのかを考えるのはなかなか面白い作業でもあります。このような作業から日頃教えている日本語表現の見直しにつなげていくことができます。世の中の動きが早いので、見直しも早いペースで行わないと、教える内容と実社会がかけ離れてしまいます。たとえば、携帯にガイドしてもらいながら行き着くという新たな選択肢も最近はありますが、そんなのは以前は想定外でした。いつの間にか「燃えるゴミ/燃えないゴミ」という表現も消え、「資源ゴミ」「その他ゴミ(燃やすゴミ」などと分別方法と一緒に大きく変わった自治体が多いようです。
日本語教師はそんなことをいつも考えながら教えなければならないのですが、それがまた面白い所以なのです。
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新しいフジン
- September 3, 2008 1:28 PM
- 日本語
福田首相が突然の辞意表明。驚きました。
総理ともなると一般人には計り知れないほどのプレッシャーも葛藤もあるだろうとは思いますが、なにしろこのところ続いたもので、テレビにくぎ付けになりました。
その晩は何度も何度も首相の会見がテレビで流れる中、首相がなんどか「新しいフジンで」「新フジンで」、、と繰り返しており、「こういうのは外国人はわからないだろうなあ、、」と思ったものです。外国語としての日本語の何が難しいと言って、同音異義語の多さに他なりません。たった一文字、一音節の言葉ですら、いくつもあります。たとえば、
い:異、意、胃 か:蚊、香、可 き:気、木、機、黄、期 こ:子、小、個、戸、粉、、
英語にだって、b: be, bee c: see, sea she,,など、日本人に取っては似たような同音異義の単語はありますが、日本語ほどじゃありません。
さて、フジンに話しを戻すと、フジンの同音異義語でまず思い浮かべるのは、夫人とか婦人。日本語を学び始めて日が浅いような外国人のボキャブラリーにはあまりない単語ではありますが、○○夫人、という言い方は中級以上になれば知っています。そんな彼らに、この首相の会見はかなり???だったことでしょう。
おそらく、「新布陣」を「新夫人」と頭の中で変換してしまった外国人は、結構な数に上ったに違いありません。一体、なぜ、福田首相が奥さんの話しをするのか。
首相は確かに「新しい夫人を作ることに全力をあげたい」と言った。、、、たぶん、奥さんの問題があったに違いない、、、と思ったかどうかはわかりませんが。ひょっとして、どこか遠い国の特派員が特ダネ記事を母国に送信し、「日本の首相、家庭内の問題が原因で辞職。再婚相手を捜すことに専念か」などという見出しが新聞の一面トップを飾ることになったかも???????.....なんて、私の想像は勝手に広がって行ったのでした。
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