- 国籍: アメリカ
- 修了年月: 2019年6月
- 就職先: 通信業界・ソフトウェアエンジニア
就職活動について
ビジネス日本語の授業の中でエージェントの方が来て、模擬面接を行いました。その時、エージェントの方が私に興味を持ってくれて、メールをもらったのが就活の始まりです。
面談とマッチングを経て、ある会社の面接を受けることにしました。一次面接はCEOと、2次はエンジニアを交えての面接で、その後採用通知をもらいました。しかし、2回の面接では会社のことを十分にはわからなかったので、自分から面接を申し出て、合計4回の面接を行いました。急に「入っていい」と言われても、ちゃんと自分の目で見て確かめたかったからです。これまでの経験から、開発環境がよくない会社の場合、入った後に苦労するのを知っていたので、現場で働くエンジニアにプログラミングのコードを見せてもらったり、自分の日本語力で仕事ができるかどうかも質問しました。自分の納得のいく環境であることを確認し、条件も自分から出して交渉しました。来日前はシリコンバレーで働いていたので、それと同等の待遇は難しいですが、そこは自分自身を説得しました。こうして慎重に選んだ会社なので、安心して仕事に入れそうです。
日本語学習について
私は初級から上級までカイで勉強しています。日本語は細かいパーツがとても多い言語だと思います。漢字や変形など小さいパーツが多いし、表現も慣用句も似ているものが多くあります。それがなかなか覚えられないし、忘れやすい部分です。ですから、日本語を習得するには「忘れない工夫」が大切だと思います。新しく学んだことを忘れないための復習を続けることが大切で、私の場合4時間授業を受けたら、4時間復習していました。漢字と読み方とアクセント、自動詞と他動詞をセットで覚えたり、アプリを使って効果的に復習しています。自分に合う復習方法を見つけると良いと思います。
今後について
この2年間の学習の先に今回の就職があります。仕事選びで一番重視していたのは「日本語を使って仕事ができる環境」なので、やってきたことはすべてつながっています。運が良かったとも思います。いよいよ仕事が始まりますが、今後についてはまだわかりません。将来や未来は誰にも予言できません。ただ、ビションは何かと聞かれたら「臨機応変」と答えると思います。幸せに暮らせればいいかなと考えています。