NBJビジネス日本語プログラム

日本で仕事をしていくために必要な語学力やスキルを身につける

日本語総合コースの上級レベル相当、または日本語能力試験N2相当の日本語能力を持つ人を対象にした、ビジネス日本語を学ぶプログラムです。 このプログラムは財団法人日本語教育振興協会が策定した日振協ビジネス日本語プログラム(注1)に準拠しています。
日本語総合コースの7、8レベルのホームクラスおよび選択クラスで、以下の科目を履修します。

BJTビジネス日本語能力テストについて

BJTビジネス日本語能力テストは日本語やビジネスの知識を測るだけのテストではなく、与えられた情報を適切に処理し、対応することができる能力を測るテストです。
NBJに含まれるBJT対策クラスで2ヶ月半(概ね30時間)学習することで、60~80点程度の伸びが期待できます。(これはNBJ受講者のこれまでの実績であり、スコアの伸びを保証するものではありません。)

レベルスコア概要
J1+600-800どのようなビジネス場面でも日本語による十分なコミュニケーション能カがある。
J1530-599幅広いビジネス場面で日本語による適切なコミュニケーション能カがある。
J2420-529限られたビジネス場面で日本語による適切なコミュニケーション能力がある。
J3320-429限られたビジネス場面で日本語によるある程度のコミュニケーション能力がある。
J4200-319限られたビジネス場面で日本語による最低限のコミュニケーション能カがある。
J50-199日本語によるビジネスコミュニケーション能力はほとんどない

関連サイト

受講生データ(2017〜2024年3月末)

地域・国籍

地域
ヨーロッパ(71)イタリア(17)
スイス(7)
スペイン(16)
ロシア(3)
ドイツ(7)
イギリス(4)
オーストリア(3)
ウクライナ(4)
フランス(3)
オランダ(1)
ポーランド(1)
フィンランド(1)
スウェーデン(2)
ノルウェー(2)
アフリカ(2)エジプト(2)
北米・中南米(30)アメリカ(19)
カナダ(4)
チリ(2)
メキシコ(2)
コロンビア(1)
ニカラグア(1)
ブラジル(1)
オセアニア(1)オーストラリア(1)
中東(1)レバノン(1)
アジア(48)台湾(21)
香港(7)
シンガポール(4)
フィリピン(3)
日本(3)
インド(3)
インドネシア(2)
ベトナム(2)
タイ(1)
マレーシア(1)
中国(1)

学歴

  • 大学(113)
  • 大学院(26)
  • 高校&専門学校(14)

受講目的

  • 日本で就職したい(111)
  • ビジネス日本語に興味がある(31)
  • 国で日本語を使って仕事したい(17)
  • すでに日本で仕事している(4)

就職率

88%(就活生92名中 内定81名

就職実績

  • IT・情報(23)
  • メーカー(11)
  • 教育・翻訳(10)
  • ホテル・観光(9)
  • 金融・不動産(5)
  • コンサルティング(4)
  • その他(19)

受講生のコメント

プログラムの中にBJT対策の授業があり、実際に受験します。今回、初めて受験したのですが、J1レベルを獲得することができました。
いくつかある授業の中で、電話応対とメールの授業はとても良いと思います。メールの書き方を知るだけでなく、実際に書いてみるという実践的な練習ができました。

カリキュラム

NBJに関する科目は以下の通りです。

4・10月期開講クラス

就活準備A
履歴書の作成や面接対策トレーニングを行います。専門家による実践練習で、本番に備えます。
機能別ビジネス日本語(電話とメール)
就活と仕事の場面を想定してロールプレイやメール作成など実践的な練習を行います。
BJT対策
Business Japanese Testの出題形式や解法テクニックを学び、J2獲得をめざします。
問題発見解決
仕事に関するケースについてディスカッションしながら、問題・原因・解決方法を考えます。

1・7月期開講クラス

就活準備B
履歴書の作成、自己PR、模擬面接をします。外部から面接官を招いて模擬面接とフィードバックで弱点を把握し、本番に備えます。
機能別ビジネス日本語(会話)
報告・連絡・相談・指示・理解など社内コミュニケーションの基本が日本語でできるようにします。
敬語トレーニング
大切な場面で敬語がしっかり使えると印象が変わります。ワンランク上の自分を演出できるように徹底トレーニングします。
説明・説得力
いろいろなテーマでわかりやすく説明したり、説得力のある話し方ができるように練習します。
ビジネス語彙・表現
実在する企業に関する文章を読みながら、ビジネス語彙と表現を学びます。
  • 注1:日振協ビジネス日本語プログラムは、外国人が言語や文化の壁を乗り越え、ビジネス課題を達成できる日本語コミュニケーション能力を身につけ、国内外の日本企業や日系企業等で能力を発揮し貢献できる人材になることを目指したプログラムです。カイ日本語スクールのNBJビジネス日本語プログラムは日振協の定めた基準に適合するものとして登録されています。
  • 注2:NBJ修了には上記の科目のほかに、ホームクラスの受講も必要です。
  • 注3:4月期と10月期はBJT対策クラスを受講する必要があります。従ってその学期に開講するJLPT対策クラスを受講することはできません。

受講要件

NBJの受講には、日本語総合コースの上級レベルまたはN2相当の日本語力を持っていることが必要です。受講の可否を判断するため、下記のプレスメントテストを行います。

日本語総合コースを受講されていない方の場合

  • N2に合格している方は、インタビューテストを行います。
  • N2に合格してない方は、レベルチェックテストおよびインタビューテストを行います。

上記のプレスメントテストの結果、日本語レベルが十分ではないと判断された場合は、総合コースで勉強した後に受講となります。

日本語総合コースを受講している方の場合

  • 出席率とプレスメントテストで判断します。